国立オペラ・カンパニー 青いサカナ団





青いサカナ団

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国立オペラ・カンパニー 青いサカナ団
 国立オペラ・カンパニー 青いサカナ団は1989年に現芸術監督・主席指揮者の神田慶一を中心として、国立(くにたち)音楽大学の学生とOBを主要メンバーに結成され、活動を開始した。94年の第4回公演・歌劇『トゥーランドット』(プッチーニ作曲)より東京、中野に本拠地を定め、地域に根ざした活動を展開している。

 スタンダード・オペラの新解釈・新演出、近代・現代オペラの発掘・紹介、オリジナルオペラの創作を3つの基本理念に据え、女子校に舞台を移し、合唱団が皆セーラー服で演じた『カルメン』(ビゼー作曲)や、日本初演となったSFオペラ『マクロプロス事件』(ヤナーチェク作曲)等は、2つの理念の代表的な上演であり、好評を博し大きな話題となった。オリジナル作品はいずれも神田慶一の作曲によるもので、現在までに、『銀河鉄道』(94年)、『アリス!』(96年)、『クローンのジュリエットはロミオの夢を見るか?』(98年)、『東京アラビアンナイト』(99年)、『祭の唄がきこえる』(00年)、『1983(ichi-kyu-hachi-san)』(01年)、『僕は夢を見た、こんな満開の桜の樹の下で』(03年=第1回佐川吉男音楽賞受賞)、『あさくさ天使』(04年=江戸開府400年記念事業委嘱作品)の8作品を発表を発表。さらに公演会場を新国立劇場に移し、『アゲハの恋』(07年)、『マーマレイド・タウンとパールの森』(08年)の全10作品を発表している。そのいずれも、現代に即したテーマを取り上げ、現代社会に対しての問題提起をする事が特徴であり、オペラが過去の遺産でなく、今日でも生き続ける芸術であることを主張している。この点は青いサカナ団が日本では稀な<作り手の団体>であることの表明でもある。

 またこれらの作品は、いずれも市民参加型の特徴を伴う、親しみやすいテーマを主題にしており、その後いくつもの都市で再演が行われている。この様な地域社会への舞台芸術文化普及活動は、青いサカナ団が提唱する「劇場を中心とした“まちづくり”」の可能性を実践する場としても高く評価され、一般に対しての舞台芸術の振興に貢献している。

 青いサカナ団は、次世代に於いて世界に誇れる自らの文化を創造するために、若手芸術家の活動の場を広げ、提供することに努めている。様々なジャンルの音楽家、数多くの演劇団体、バレエ団体とのコラボレーションはその好例であり、日本文化に“新しい時代”の到来を告げるべく、精力的な活動を邁進している。その活動はオペラ公演に留まらず、青少年を対象としたコンサート「音の水族館」や「オーケストラ・ミーツ・シリーズ」は、数多くの称賛を受け、様々な地域で再演を重ねている。

 指揮者・神田慶一が率いるオーケストラ・Orchestre du Poisson Bleu(青いサカナ管弦楽団)の作り出す音楽のクオリティの高さは、新しい世代による劇場音楽の到来を告げるにふさわしいものであり、その活動は青いサカナ団公演はもちろんの事、様々なソリストとの共演や、バレエ団体公演、各地域活動との共同作業において幅広く発揮されている。大規模編成でのコラボレーションとしては、01年夏に茨城県日立市で行われた第1回野外オペラ『トゥーランドット』でその実力を見事に証明し、室内楽規模の共演ではカウンターテノールの第1人者、スラヴァとの全国ツアー(03年)がその好例と言えるであろう。

 現在では、93年から組織していた青いサカナ合唱団を解体し、公演の度ごとに再組織化を行うシステムを取っている。歌手ソリストについても、多くの優秀な歌手達を有する二期会や藤原歌劇団との提携により、公演ごとに最も効果的で話題性に富んだキャスティングを実現するシステムを導入しており、その意味では、以前よりもさらに純度の高い“クリエイターズ・カンパニー”としての色を濃くしており、現在の日本のオペラ界に於いて、次世代を担う最も精力的、かつ魅力的なオペラ団として更に邁進しているところである。




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